鹿児島中央駅近くの歯医者さん

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鹿児島市鹿児島中央駅近くでお馴染みの
ななつ星歯科☆歯科衛生士ブログ

診療室より

皆さんこんにちは!

鹿児島市鹿児島中央駅の予防の歯医者さんでお馴染みの

ななつ星歯科 歯科衛生士の三苫です☆

このページの歯科に関するお話は、私が作成しています☆

患者様のためになることを、今後もたくさん更新していくので、

ぜひ、読んでいってください☆

虫歯のできるメカニズムについて

むし歯のできるメカニズム

    食事などを行うと、歯の表面に菌がつきます。歯の表面は拡大してみると、でこぼこしています。そのでこぼこに虫歯の原因菌(歯に穴をあける菌)であるミュータンス菌が付着します。歯の表面に虫歯の原因菌が付着するとどんどん増殖していきます (この細菌の塊は歯磨きなどで除去することが可能です)

    増殖した虫歯の原因菌は細菌の持つ酵素を使って、歯垢の中の糖分(ショ糖)を分解します。虫歯の原因菌はショ糖を分解して不溶性グルカン(バイオフィルム)を作り歯の表面から細菌をはがれにくくします。この不溶性グルカンはとてもネバネバしています。このネバネバを足掛かりにして虫歯菌がさらに付着し、増殖を開始します。

    ネバネバの上で増殖した虫歯菌は24時間くらいすると酸を発生させて 歯の表面の硬いつくり(エナメル質)を溶かし始めます。これが虫歯の第一歩です。

    エナメル質が溶けていよいよ虫歯の状態になると そこにラクトバチラス菌(虫歯を進行させる菌)が住み着き、ミュータンス菌と一緒にさらに虫歯を深く進攻させていくのです。

 

    ラクトバチラス菌は酸素が無くても増殖できる細菌です。深い虫歯の部分だけではなく、歯の入り組んだ溝や、 銀歯などの詰め物と歯の隙間に巣喰って歯を溶かしていってしまいます。

歯に付くよごれについて

歯に着く汚れの種類

 

    歯垢

歯の表面に付着する最近のかたまりです。1mgの歯垢には1億個以上の細菌が存在すると言われております特に唾液の分泌量が低下する夜間に歯垢はたまりやすくなります。放置すると、細菌のつくりだす酸や毒素が、むし歯や歯周病の原因になります。

 

    歯石

歯垢を残したままにいておくと、23日で硬くなりはじめ、唾液中のカルシウムやリンなどが沈着して石灰化し徐々に歯石に変化していきます。表面がザラザラしていて、歯の表面よりも更に歯垢が着きやすくなります。歯石は歯垢とちがい、歯をみがくだけでは落とせません。歯石予防には、歯垢のうちに確実に落とすことが大切です。

 

    着色

 

歯のエナメル質の表面には、ペリクルという薄い膜で覆われています。この膜に紅茶、緑茶、コーヒーなどに含まれるタンニンや、タバコのヤニが付着されてステイン(着色汚れ)になります。また毎日のブラッシングが大切ですが、ごしごし強く磨きすぎると、歯の表面に傷がついてしまい、凹凸ができ更に汚れが着きやすくなってしまいますので注意が必要です。

口呼吸が及ぼす影響について

口呼吸が及ぼす悪影響

    むし歯や、歯周炎の原因

お口の中は唾液で常に出ている状態が正常です。唾液はお口の中の細菌をやっつけたり、汚れを洗浄するなど様々な働きがあります。口呼吸をすることで、お口の中が乾燥してしまいます。乾燥し唾液と菌が交わらないことによって、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し活発に活動をしている状況になってしまいます。また、その影響で上の前歯には分厚いプラークの層ができ、歯ぐきの腫れる(歯肉炎)の原因になり、更に悪化すると歯周病になってしまう恐れもあります。

 

    歯並びが悪くなる

 

お口の中の歯並びは、舌、頬、口唇の筋肉にバランスによって均一に圧がかかる場所に並びます。口呼吸を行っていると、口唇の筋肉が弱まってしまい、舌の力が強くなることで、出っ歯(上顎前突)などの歯並びが悪くなる原因になってしまいます。そのほかにも、口呼吸の場合は舌の位置を固定する筋肉も衰えるため、二重あごやいびきの原因にもなってきます。

フッ化物の使用方法について

フッ素の使用方法

    フッ素塗布

これは歯科医院でのみ行うことが可能です。歯ブラシや綿球にて塗布します。歯科医院で行うフッ素は9000ppmという高濃度のフッ素であり、繰り返し塗布することにより高いむし歯予防効果が期待できます。

 

    フッ素洗口

フッ素の洗口剤を1回5~10ml程度(子供は希釈する場合があります)を口に含み、約30~60秒ほどブクブクうがいを行います。洗口ができるようになる3歳~4歳ごろからの使用がおすすめです。

 

    歯磨き粉

 

市販されている歯磨き粉にも最近ではだいたいのものにフッ素が含まれています。市販のものでは約500~900ppm程度のフッ素が含まれています。歯科医院で販売されている歯磨き粉は高いもので1450ppmフッ素が含まれているものもあります。フッ素は濃度が高ければ高いほどむし歯予防に対する期待ができますので、歯磨き粉を購入する際、どのくらいのフッ素が入っているのか是非見てください。

フッ化物の効果について☆

皆さんは普段お使いの歯磨き粉、どのくらいの濃度が入っているかご存知ですか?歯磨き粉に含まれるフッ素は、濃度が高ければ高いほどむし歯予防の期待ができます。そもそもフッ素とはむし歯予防にいいということは皆さんご存知でしょうが具体的にどのような働きがあるのか解説します。

    初期むし歯の再石灰化を促進する。

初期むし歯は歯の表面の硬いつくり(エナメル質)が食べ物などが出す酸で溶けてしまい脱灰という状況が起こり歯に少しずつ穴があいていってしまいます。むし歯になりかかった部分にはフッ素が取り込まれやすく、その部分を再修復する現象(再石灰化)を促し、むし歯が進行していくのを抑えます。

    歯の質を改善し虫歯になりにくい強い歯にする。

フッ素が歯の表面(エナメル質)に着くと、歯の表面が硬く強いものに変化し、むし歯菌に対する抵抗性が強くなります。

    歯垢(プラーク)の中にいるむし歯菌の活動性を弱める。

 

フッ素の作用は歯に対するものが主ですが、口の環境にも作用します。むし歯菌は酸を作り出しますが、フッ素はその酸を作り出すむし歯菌にも働きかけ活動性を弱めます。

顎関節症について

顎関節症とは、口を開ける際、顎の関節が音が鳴ったり、痛みが出たり時には口が開きづらくなるなどの症状が出ます。原因は、歯並びや生活習慣、ストレス、筋肉の緊張など様々な要因が重なって、起こると考えられています。

悪化しないためにも、おかしいな?と思ったら以下の習慣に気をつけるようにしましょう。

    姿勢をよくする。頬杖をつかない、顎を前に出さない、日中の歯軋りや、無意識の食いしばりは気づいたらやめる。

    顎で雑音させて遊ばない、口を無理やり大きく開けない、硬いものを無理して噛まない、顎を押すなどをやめる。

    寝るときにうつ伏せや、横向きに寝ない。なるべく仰向けに寝る。

    食事の際、奥歯でゆっくり噛むように噛むようにする。

 

 

また顎関節症は、顎の関節にある関節円盤の位置がずれていたりすることによっても起こります。就寝中のマウスピースの使用により、就寝中顎の関節を休めることができ、歯軋りによる歯の摩耗(歯がすれる)のを防いでくれます。また気道の確保を行い、いびきや、睡眠時無呼吸症候群の予防を行うこともできます。

金属アレルギーについて

ネックレスやピアスなどの金属で、皮膚に湿疹やかぶれなどの症状を引きおこす金属アレルギー。あまり知られてはいませんが、実はお口の中の金属が原因で起こることもあります。また金属をお口に入れてすぐ症状がでる方だけではなく、何年も経ってから症状が出る方もいらっしゃいます。

 歯科で使用する金属には、水銀アマルガム(最近はほぼ使用しません)や金銀パラジウムなど、アレルギーを引きおこしやすい金属が使われています。この金属が唾液で溶けだし、金属イオンとなって、体内のたんぱく質と結合し、新しいたんぱく質をつくります。この新しく作られたたんぱく質を、異物と判別してしまうと、免疫が反応し、金属アレルギー症状がでます。(症状:皮膚の発疹、手足の皮がむける、舌がただれる、味覚異常、頭痛、口内炎など個人差あり)

 金属アレルギーが疑われる場合まず皮膚科にて正確な診断が必要です。皮膚科でアレルギー検査を受けましょう。皮膚科で金属アレルギーと診断が出たら、かかりつけの歯科医院へ行きアレルギーを起こしにくい材質のものと取り換える治療を行います。アレルギー検査の結果によっては、保険で金属をメタルフリーの材質に変えることが可能な場合もあります。

 

 

歯周病を悪化させる要因①

歯周病を悪化させる原因には様々なものがありますが、その中に咬合性外傷というものがあります。

人間のものを噛む力は非常に強く28本の歯に100キロもの力がかかります。

そのため、内側に入り込んでいたり、外側へ飛び出している歯があると、歯列(歯並び)凹凸ができます。

凹凸だけではなく、反対咬合(噛み合った際に下の前歯が上の前歯を覆いかぶす状態、受け口)、上顎前突(上の歯が前に出ている状態、俗にいう出っ歯)、開口(噛み合ったときに上下の前歯に隙間が空いている状態)などのこういう状態では、物を噛むときに特定の歯に負担がかかってしまいます。

特定の歯に過剰に負担がかかると、負担のかかっている歯の歯槽骨(歯を支えている骨)が吸収されやすくなります。物理的に骨を吸収するので、歯肉炎から歯周病へと進む経過をたどらずに、いきなり歯周病を発症し、気づいた時には歯が動揺(ぐらぐら)しているということになってしまうかもしれません。

皆さんも是非一度歯医者で噛み合わせに負担がかかってないか確認をしてみてはいかがでしょうか?

歯周病を悪化させる原因②

タバコは歯周病を悪化させる要因であることは皆さんご存知ではあると思います。

タバコにはニコチン・タール・一酸化炭素のほか、200種類ほどの有害物質が体内の取り込まれることによって、歯周病を進行させるほか治癒の遅延を招くと言われています。

まずはタバコに含まれる成分について説明します。

①    ニコチンは、タバコの葉に含まれる毒性の強い物質です。

即効性が強いため、吸引することにより、注射より早く脳に広く影響を与えることにより、依存症を引き起こす原因にもなっています。

煙を吸い込むだけでなく皮膚からも体内に吸収されるため、タバコを吸わない人にも影響が及んでしまいます。

ニコチンには発がん性物質は含まれていませんが、強い依存性があります。そして、ニコチンは切れるとイライラしてしまい、それはタバコを吸うことでニコチンを補給するまで収まることはありません。

そのため、タバコをやめることができない主な原因はニコチンだと言われています。

②    タールは、タバコの葉が燃える際に発生する黒褐色の液体で、タバコを吸った時にフィルターや歯などを茶色くする粘着質な物体です。

そして、タールは俗に「ヤニ」と呼ばれます。タールには主にニコチンを肺まで行き届かせる役割があります。

粘質性が高く、水にほとんど溶けないため、歯面や気管、気管支、肺などに沈着すると、体外に排出されにくくなります。

③    タバコの葉が燃える際、酸素不足により不完全燃焼を起こすと一酸化炭素が発生します。

一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合しやすい性質のため、急激に摂取した場合、血液が十分な酸素を運搬することができなくなって酸欠状態に陥ります。

タバコの中に含まれるニコチンは、1本のタバコについておよそ20回脈拍を高め、血圧をあげ、血管収縮作用があります。

歯ぐきの中には毛細血管という細い血管が通っていますが、ニコチンの影響を受け、歯ぐきの血行が悪くなり、歯ぐきに酸素や栄養が十分に行きわたらないため、歯ぐきの抵抗力が弱まり、細菌と戦う白血球の働きが半減し、免疫力が低下してしまいます。

それに加えて、喫煙によって体内のビタミンCが大量に消費されるため、さらなる免疫機能の低下を招きます。

また、ニコチンによって唾液の分泌が抑えられるため、プラークや歯石が付きやすくなり、歯周病や虫歯を誘発してしまう原因になります。

 

更に、ニコチンの血管収縮作用や一酸化炭素によるヘモグロビン濃度の低下により、歯周ポケット内の酸素分圧が低下すると、嫌気性の歯周病原菌(歯周病の原因菌になる歯ぐきの中に住む菌)が繁殖しやすい状態になります。

タール(ヤニ)が歯面に付着することで、歯周病の原因となる歯石がさらにつきやすくなるため、症状が進行しやすくなるのです。

 このような複数の条件が重なることで、歯周組織の破壊が進んで歯周病の進行につながります。

ニコチンの血管収縮の作用によって、出血や炎症が起こりにくくなるため、歯周病に気づかないことがあります。

また、メラニン色素沈着によって歯ぐきが黒ずんでしまうと、歯ぐきで炎症が起こっても見逃しやすくなります。 

さらに、タバコは歯周病を悪化させるだけでなく、歯周病を治りにくくする役割を果たしています。

歯ぐきの表面を覆う上皮細胞や、傷の修復に関わる繊維芽細胞の機能が障害されることで、歯周組織の修復能力が低下するため、歯周病の治療を行っても治癒が妨げられてしまうのです。

長期間にわたって喫煙を続けると、歯ぐきが繊維化し、ゴツゴツした硬い歯ぐきになる事も特徴の一つです。

 

そして歯ぐきだけではなく、さらに味覚を感じる器官をヤニまみれの舌苔が覆い、味覚を鈍麻させてしまいます。

 

また味が感じにくくなると、自然と味つけの濃いものに食事が偏り、これが高血圧等の生活習慣病の原因にもなりえます。口の中にできるガンのリスクを多いに高めるのも喫煙です。

唾液の働き①

唾液は主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺からでており、1日に約10001500mlほど分泌されます。

唾液には、漿液性の唾液(サラサラした唾液)と、粘液性の唾液(ネバネバした唾液)という2種類の唾液があり、それぞれ違った働きをしています。

漿液性の唾液は主に耳下腺から分泌されます。

体がリラックスしている時に働く副交感神経によってコントロールされているため、リラックス状態の時に分泌されやすいのが特徴です。

口の中の洗浄を行い、口の中の清掃を行い、清潔に保ってくれる役割です(自浄作用)。その他にも、食べ物などを噛んだ際に唾液と食べ物が混ざり、食塊を形成することにより、食べ物を飲み込みやすくしてくれる手助けもしてくれます。

また消化酵素を多く含んでいるので、消化や吸収を助けるなどの働きがあります。

 

粘液性の唾液は、舌下腺から多く分泌されます。

緊張している時に働く交感神経によってコントロールされているため、緊張している時やイライラしている時に分泌されやすくなります。

緊張すると口がねばつくのはそのためです。

ネバネバの粘液が、粘膜(歯ぐき、頬、舌など)が傷つくのを防いだり、粘膜の保湿したり、粘液で細菌を絡め取って体内への侵入を防いだりする大切な役割があります。

唾液が歯や口内粘膜を覆うことで、細菌による刺激や感染、脱灰(歯のエナメル質が溶けること)を防いでくれます。潤いによって舌や喉の動きがなめらかになり、食事や会話を行いやすくします。

また、口内細菌や食べ物のカスを洗い流す役割も担っています。これを自浄作用と呼び、とくに食事中の咀嚼行為によって行われるはたらきです。

唾液に含まれる炭酸・重炭酸・リン酸などの成分は、口内のpHバランスが酸性・アルカリ性のどちらかに傾かないよう、調節してくれます。

細菌は口内の食べカスなどをエサにします。食事を行うと口腔内は賛成に傾き脱灰を起こし、脱灰の状態が続くと虫歯になってしまいます。

しかし唾液が口内のpHバランスを整えることで、歯の脱灰を防いでいます。

唾液中に含まれる消化酵素アミラーゼは、デンプンと反応して麦芽糖へ分解します。

咀嚼によって食べ物と混ざり、消化を助けています。また食べ物と混ざることで食塊を形成し、嚥下をしやすくしてくれます。

カルシウムイオン、リン酸イオン、フッ素イオンを含む唾液は、食事によって一時的な脱灰状態となった歯のエナメル質の再石灰化を促してくれます。

正常な再石灰化が起こることで、脱灰状態の進行を防ぎ、虫歯リスクを軽減しています。

 

 

歯磨き粉について☆

 

歯磨き粉には、基本成分と薬効成分があります。

基本成分

 

研磨剤

歯面に沈着した歯垢や着色性沈着物(ステイン)などの除去をします。通常使用する練歯磨剤の基剤となるものです。液体歯磨剤と洗口剤には含有されていません。

(燐酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等)

 

発泡剤

泡立つことによって、他の配合成分の分散をよくするとともに、洗浄効果を上げます。

 (ラウロイルサルコシンソーダ、ラウリル硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル等)

 

香味料

清掃中の爽快感をますとともに、香味の調和を図る。爽快感と香りをつけ、歯磨剤を使いやすくする。

(サッカリンナトリウム、メントール、ミント類)

 

湿潤剤

歯磨剤に適度の湿り気を与え、歯磨剤の乾燥を防止します。

(ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール等)

 

粘結剤

主に練歯磨剤で、研磨剤と液体成分の分離を防ぐとともに、適度な粘性を与えて泡立ちを調整します。

(アルギン酸ナトリウムカルボキシメチルセルロース等)

 

着色剤

歯磨剤の外観の調整をします。(法定着色料)

 

保存料

 

歯磨剤の変質を防止します。(パラベン類、安息香酸ナトリウム等)

医薬品とは、主に病気やケガの治療や予防を目的とした薬を医薬品と言います。

厚生労働省より有効成分の効果が認定されているものです。

 

医薬部外品とは、医薬品のように「治療」を目的とするのではなく、主に「予防」や「衛生」を目的としたものが医薬部外品です。

厚生労働省が認めた効果・効能に有効な成分が、ある一定の濃度で配合されており、その効果が期待できることが特徴です。

 

化粧品とは、「美容」を目的として作られている製品のことをいいます。

医薬部外品より作用がおだやかで、身体を清潔にし、魅力を増す(美化する)目的で使われています。

 

歯磨き粉にも、医薬部外品と、化粧品の2種類があります。

「化粧品」の歯磨剤は基本成分だけで構成されています。しかし、「医薬部外品」の歯磨き粉は『薬用ハミガキ粉』と呼ばれ、歯と歯ぐきを健康に保つための薬効成分が配合されています。

 

薬効成分が配合されているということは、『歯槽膿漏』や『歯周病』は薬用歯磨き粉でしか予防が難しいということです。

よって『虫歯の発生及び進行の予防』や『タバコのやに除去』も薬用でしか防ぐことができません。

<薬効成分>

薬効成分(薬用成分)とは、厚生労働省によってその効果が認められ認可された成分です。

薬効成分は、その成分の機能によって効能・効果があります。

医薬部外品の歯みがき剤に用いられている代表的な効能・効果としてむし歯の発生及び進行の予防、歯周炎(歯槽膿漏)の予防、歯肉炎の予防、歯石の沈着を防ぐ、口臭の防止、タバコのヤニなどの除去があります。

 

◆働き:齲蝕(虫歯)予防する

主成分:モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム

 

◆働き:歯肉炎を予防する

主成分:塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン

 

◆働き:歯周病(歯肉炎・歯周炎)を予防する

主成分:塩化クロルヘキシジン、トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム、β-グリチルリチン酸、ビタミンE、塩化ナトリウム

 

◆働き:プラークの分解、つきにくくする

主成分:デキストラナーゼ

 

◆働き:歯石沈着を防止する

主成分:ポリリン酸ナトリウム

 

◆働き:知覚過敏抑制(しみるのを予防する)

主成分:乳酸アルミニウム、硝酸カリウム

 

◆働き:タバコのヤニ除去をする

 

主成分:ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン

現在市販されている約90%の歯磨き粉にはモノフルオロリン酸ナトリウムやフッ化ナトリウムなどのフッ化物が配合されています。

フッ素は歯磨きをしたあとも歯の表面や粘膜などに残り、少しずつ唾液と混ざり合って口の中で効果を発揮します。

なので、フッ素はなるべく口の中に留めておくことが大切です。

 

歯磨き後にうがいをしすぎると、フッ素がすべてうがいとともに流れ落ちてしまうので、フッ素入り歯磨き粉を使用後は、約10~15mlの水(約ペットボトルのキャップ1杯分程度)の水を口の中に含み、5秒ほど口をゆすぐ程度がおすすめです。

フッ素と水は親和性がよいため、歯ブラシを行う前は歯ブラシを濡らさずに行うことで効果が増します。

うがいをしっかりしないとお口の中が気持ちが悪いという方もいらっしゃると思います。

そのような方は、歯ブラシ後にうがいを行い、そのあとに歯磨き粉を塗るようなイメージで歯に塗布することもおすすめです。

フッ素のうがい薬を併用することもおすすめです。

現在市販されている約90%の歯磨き粉にはモノフルオロリン酸ナトリウムやフッ化ナトリウムなどのフッ化物が配合されています。

フッ素は歯磨きをしたあとも歯の表面や粘膜などに残り、少しずつ唾液と混ざり合って口の中で効果を発揮します。

なので、フッ素はなるべく口の中に留めておくことが大切です。

歯磨き後にうがいをしすぎると、フッ素がすべてうがいとともに流れ落ちてしまうので、フッ素入り歯磨き粉を使用後は、約10~15mlの水(約ペットボトルのキャップ1杯分程度)の水を口の中に含み、5秒ほど口をゆすぐ程度がおすすめです。

フッ素と水は親和性がよいため、歯ブラシを行う前は歯ブラシを濡らさずに行うことで効果が増します。

うがいをしっかりしないとお口の中が気持ちが悪いという方もいらっしゃると思います。

そのような方は、歯ブラシ後にうがいを行い、そのあとに歯磨き粉を塗るようなイメージで歯に塗布することもおすすめです。

フッ素のうがい薬を併用することもおすすめです。

 

 歯磨き粉には様々な種類のものがあります。

種類としては大まかに、練り歯磨き、ジェル歯磨き、液体タイプの歯磨きなど。

それぞれのメリット、デメリットを説明します。

(練り歯磨き)

練り歯磨きには、様々な薬用成分が含まれているものがあり、なかには研磨剤と呼ばれる歯の表面の汚れを落としてくれる働きをします。

歯の表面につく、着色やヤニなどを除去してくれます。

その他にも薬効成分が歯の表面に停滞しやすいため、より効果を得ることができます。

しかし研磨剤入りの歯磨き粉でごしごし強く歯を磨いてしまうと知覚過敏を招きかねないのでブラッシング圧には注意が必要です。

発泡剤という泡立ち成分も含まれてますので、口の中に泡が溜まり長時間のブラッシングが難しいのと、口をゆすぐため多くうがいをしたくなるデメリットもあります。

(ジェル歯磨き・液体歯磨き)

練り歯磨き同様に、歯ブラシにつけて使うジェル歯磨きと、口に含み、口の中全体に浸透させて吐き出した後にブラッシングを行う液体歯磨き。

ジェルタイプや液体歯磨きは研磨剤を含みません。

ですから、歯のエナメル質を傷つけずにすむのがメリットのひとつです。

また、発泡剤も含まれていないので、長い時間じっくりとブラッシングを丁寧に行うこともできます。

しかし反対に液体歯磨きのデメリットは、研磨剤が入っていないので、着色やヤニといった歯の表面に着く汚れは落とせないことです。

歯周病と全身疾患の関係について

 

歯周病⇒糖尿病

 

歯周病は感染症であり、通常人の体は細菌に感染した際、サイトカイン(創傷の治癒などを行う)を分泌して菌に抵抗しようとします。

しかし、それらのサイトカインがインスリン(血糖値を下げるため膵臓から分泌されるもの)の働きを阻害してしまうのです。

よってインスリンの働きが阻害された体内では血糖値が下がらないため高血糖状態が続くというわけです。

健康な人であれば、インスリンが分泌されて血糖値が高くなり過ぎることはありませんが、糖尿病の人の血糖コントロールが乱れるのはこれらの阻害が大きな原因となります。

また、血糖値が下がらず糖尿病が進行してしまうと、網膜症・腎症・神経障害・末梢血管障害・大血管障害などの合併症などを引き起こすともいわれています。

よってお互いに因果関係があることから、悪いことだけではなく、歯周病の治療を行えば血糖値のコントロールも行いやすくなります。

逆に、糖尿病があってもしっかりと血糖コントロールをしていれば、歯周病の起こりやすさは、糖尿病でない人とあまり差はないと考えられます。

歯周病には全身疾患に悪影響を及ぼすリスクがあります。

その中でも特に注意したいのが心疾患です。

 

心臓には全身へ血液を送る大事な血管が多くありますが、心臓に血液を供給する冠状動脈で血液の流れが悪くなり、心臓に障害が起こる病気の総称を「冠状動脈性心疾患」と呼びます。

心筋梗塞や狭心症の虚血性心疾患は、心臓の冠状動脈にアテローム性プラーク(血管沈着物)が形成され閉塞されていくことで生じる病気です。

口の中の歯周病菌が出血した歯ぐきの毛細血管から血管内に侵入し、歯周病菌やその他の病原因子などが、血流に乗って全身の隅々まで運ばれます。

血管の内側にくっついて血管を狭くしたり血栓を作ったり、血管内の毒となってしまいます。菌が冠状動脈に達すると、アテローム形成(プラークの作成)が加速化。

その結果、心血管の病気が発症しやすくなってしまいます。歯周病に罹患していると、心血管疾患の発症リスクは1.151.24倍高まると言われています。

歯周病と糖尿病には、因果関係があると言われています。

 

糖尿病⇒歯周病

高血糖の状態では、浸透圧の関係で尿がたくさん出ます。

そのため、体内の水分量が減り、唾液の分泌量が減ることにより、口腔内が乾燥してしまいます。

唾液には様々な働きがあり、口腔内の自浄作用のほかに、唾液が歯や口内粘膜を覆うことで、細菌による刺激や感染、脱灰(歯のエナメル質が溶けること)を防いでくれます。

口腔内の唾液が減少し、口の中が乾燥すると菌が増殖し、更に、高血糖下では、唾液や滲出液の糖分の濃度が高くなります。

そのような状態は、活発に活動を行うようになってしまうため、歯周病への罹患や、歯周病の進行などの影響が出てしまいます。

 

また、高血糖下では、細菌を退治する好中球の働きが弱まってしまいます。

この状態が続くと歯周病菌に負けてしまい、歯周病の罹患率が上がってしまいます。

また歯周病菌にやられてしまった組織の修復率も悪くなってしまい、歯周病へ感染すると悪化しやすくなってしまいます。

歯周病は口だけではなく全身疾患へつながるリスクがあることを説明していますが、

次は歯周病と肺炎に関する因果関係を説明します。

 

日本人の死亡原因は1位がん、2位心疾患、3位肺炎となっており3位の肺炎で亡くなる方の多くは75歳以上の高齢者の方です。

その一因となっている肺炎に「誤嚥性肺炎」があります。

「誤嚥性肺炎」とは、名前の通り誤嚥によっておこる肺炎なのですが、誤嚥により唾液や食べ物などと一緒にお口の中の細菌が肺に入り込み炎症をおこしてしまいます。

これが誤嚥性肺炎です。

 

誤嚥性肺炎のリスクとして、

①口の中の歯周病菌が多い

②飲み込みの筋力が弱まりむせやすい、などです。

□食事中にむせることが多くなった

□咳払いが増えた

□寝ているときに咳が出る

□痰が絡むようになった

□飲み込みがしづらくなった

など感じる方は注意が必要です。

 ①の口腔内細菌は、歯磨きを十分に行うこと(セルフケア)と、歯科医院で定期検診を受ける(プロケア)を行うことでリスクを減らすことができます。

② に関してはのどの周りの筋肉を鍛えることで予防ができます。

虫歯について

生まれたばかりの赤ちゃんの口中は、虫歯菌ゼロです。しかし、7割は母親から、3割は祖父母などからスプーンや食物を共有したりすることで唾液により感染します。なので、乳歯の生えそろう1歳半から2歳半くらいまでは、ご両親の口の中をキレイに保っておくことが大切です。

 

虫歯ができる4つの条件

虫歯ができる必須条件は次の4つです。

1.歯がある

2.口中に虫歯菌がいる

3.虫歯菌の栄養源(糖類)がある

4.虫歯菌が増える時間がある

 

虫歯菌の栄養源となる糖類は、甘いお菓子だけでなく、惣菜の調味料や、米、パンなどの炭水化物にも含まれます。虫歯菌が増えると、そのかたまりである歯垢に酸が発生し、酸が歯を溶かして虫歯ができてしまいま

す。

 

虫歯のできやすい場所TOP

1歯と歯の間

歯と歯の細い隙間に歯ブラシの毛先が入りにくく、歯垢を取りにくい場所です。

2.奥歯の溝(咬合部:こうごうぶ)

形状が複雑で歯ブラシが届きにくく、隅々まで磨きにくい場所です。

3.歯の根元(歯頚部:しけいぶ)

 

歯質が柔らかな根元は、歯垢が残って虫歯が進行しやすい場所です。

むし歯のできる原因は大きく分けて4つあります。

1 菌

お口の中には虫歯や歯周病を引き起こす多くの種類の細菌がたくさん存在します。細菌の種類を変える事は出来ません。細菌を減らす為には、ご自宅の「歯磨き」と歯科医院での「徹底的なプラーク除去」です。

 

2 歯質

歯の「質」は年齢、薬、生活環境、歯ミガキ、フッ素、遺伝…など色んな事が原因となり、個人的によって異なります。歯が弱くてむし歯になりやすい方もいます。歯を強くする為には「フッ素」「ガム」などを上手く生活に取り入れましょう。

 

3 糖質

食べ物や飲み物の中の糖分を細菌が利用して、虫歯の原因となる成分を作り出します。

虫歯の病原菌はお口に入ってきた砂糖(糖分)を食べ、歯を溶かす毒素を分泌出来ないと言うことになります。

 

4 時間

 

食べ物や飲み物を口にしてから歯を磨くまでの時間がむし歯の発生に関わります。食後3分でお口の中は歯が溶けやすい酸性になります。「脱灰」のお時間が長いほど歯が溶け出し、虫歯になってしまいます。

唾液検査について

唾液検査とは、虫歯になりやすい人、なりにくい人の違いは、歯磨きの方法、回数だけではなく、飲食の回数、唾液の持つ性質、虫歯菌の数など大きき関係してきます。唾液の性質をよく知ることが、虫歯予防の第一歩です。

だ液検査によって一人ひとり異なるむし歯の原因がわかり、それぞれに合った予防方法を提案できます。

 

唾液検査を行うことで約8つの虫歯リスクを知ることが出します。具体的な内容として、ミュータンス菌数(虫歯を作り出す菌)、ラクトバチラス菌数(虫歯をより深く進行させる菌)、唾液の緩衝能(唾液が持つ虫歯予防の強さ)、唾液の量、虫歯の経験値、フッ素の使用状況、プラーク蓄積量、飲食の回数など様々な項目で虫歯の原因、リスクを調べます。

 

 

そして唾液検査のそもそもの目的は、検査で把握できた情報をもとに、「なぜむし歯になってしまうのか」「本当の原因は何なのか」「予防するには何をすればいいか」を導き出すこと。そして、二度とむし歯にならない人生を送ってもらうことにあります。

妊婦と歯周病について

妊娠中お母さん(母体)が歯周病だと早産、低体重児出産のリスクが高くなります。

歯周病の原因となる菌が子宮内で炎症を起こし発育不全の可能性や子宮の収縮を誘発し早産のなってしまう危険性もあります。

現在では高齢出産が多くなってきていますが、30代以上では8割の方が歯周病に罹患しているそうです。妊娠前に歯周病に罹患している可能性が少なくないというわけです。妊娠中の方も、妊娠を望んでいる方も是非一度歯医者で歯周病検査を受けてみられてください。

また妊娠中の方には、無理をせずに歯周病を防ぐことができる、次のような対策がおすすめです。

    つわりがひどくて歯磨きができない場合は、体調がよい時間帯に重点的に歯を磨いておきましょう。歯ブラシをくわえると嘔吐反射が出る方は、歯ブラシをタフトブラシや、ヘッドが小さい子供用歯ブラシにかえてみるのもおすすめです。

    ガムを噛むことで、唾液の分泌が促されます。キシリトールの含有率が高い歯科用のガムを選ぶと虫歯予防にもなります。

    お口の中が乾燥していると、歯周病の原因となる細菌が繁殖してしまいます、こまめに水分を摂ってお口の中を潤すようにしましょう。しかし、糖分を含むジュースや炭酸飲料、牛乳などの乳飲料は、摂取頻度によってはむし歯になりやすくなってしまう為、お水やお茶などにするようにしましょう。

 

    つわり等で十分な口腔ケアができない際、定期的に歯科を受診し、歯垢や歯石を除去してもらうことで確実に歯周病を予防することができます。

妊娠中にとりたい栄養素について

妊娠約7週ごろから歯胚(歯の芽)ができはじめます。そして妊娠約4カ月では歯にリンやカルシウムがくっつきはじめ歯が少しずつ強くなります。この時期の母体(お母さん)の栄養状態が悪いと、赤ちゃんの歯の質が弱くむし歯になりやすくなると言われています。

 

妊娠中に赤ちゃんの歯質を強くするために摂りたい栄養素

*カルシウム:歯質をつよくする

         ⇒牛乳、乳製品、小魚、海藻類、大豆製品、緑黄色野菜

*リン:歯質をつよくする

         ⇒魚介類、牛乳、乳製品、豆類、肉類

*タンパク質:歯胚形成の手助けをする

         ⇒肉類、魚介類、大豆製品

*ビタミンD、E:カルシウムの働きを助ける

         ⇒D:魚介類、きくらげ、しいたけ

         ⇒E:大豆製品、緑黄色野菜

*ビタミンA、C:歯質の基礎をつくる

         ⇒A:レバー、卵、緑黄色野菜

         ⇒C:緑黄色野菜、果物

 

 

妊娠1628週(57ヶ月)の妊娠中期になると安定期に入るため、通常の歯科治療が受けられます。妊娠初期に歯周病などの気になる症状がある場合は、母体の負担にならないような応急処置をしてもらい、安定期になってから治療をはじめるといいでしょう。また妊娠中に歯科治療を受ける際は、必ず産婦人科の先生に確認をとり受けるようにされて下さい。

歯ブラシの毛について

歯ブラシの毛先の形態はさまざまな種類があり、目的に応じて使い分けることがおすすめです。

【ラウンド毛】

毛先を拡大してみると、名前の通り、ラウンド型(丸型)になっているのが特徴です。

ラウンド毛は歯の面に接触する面積が大きいのでプラークの除去率が高い傾向にあります。

むし歯になりやすい方、歯の表面に着色やヤニなどが着きやすい方におすすめです。また対合歯の損失や口呼吸や唾液の減少、唾液の粘稠性などが原因で歯面にベタッと硬いプラークが付きやすい方にも向いています。

ラウンド毛は強い力で磨くと歯肉退縮の原因になるので、ブラッシング圧には注意が必要です。

 

【テーパード毛】

毛先を拡大してみると、先端に向かって細くなっているのが特徴です。

 

先が細くなっているので、歯間部やポケット内にも挿入しやすく、歯周ポケット内のプラークの除去に向いています。歯と歯茎の境目(歯頸部)の汚れが除去しやすくなっているので、歯ぐきの腫れている(歯肉炎)方や、歯周病で歯ぐきの弱っている方などにおすすめです。

歯ブラシには様々な毛先の種類があり、目的によりお勧めする毛先が違います。

歯ブラシの毛先には人工毛と天然毛があります。現在歯ブラシに主に使われている材質は「ナイロン」「飽和ポリエステル樹脂(PBT)」の2つです。

 

ナイロン製は、丈夫で切れにくいというメリットから現在市場に出回っている95パーセントの歯ブラシがナイロン製と言われています。ナイロン歯ブラシは吸水性が低く、細菌繁殖しにくいと言われています。

 

歯科専売品の多くは飽和ポリエステル樹脂(PBT)で作られています。

ポリエステルは柔らかく・コシがあり、耐久性にも優れていて同じ磨きかたをしてもナイロンに比べると、何と4.2倍も耐久性が良いので、極細毛の歯ブラシに使用されていることが多いです。

 

 

歯ブラシの毛先がいつもすぐひらいてしまう!という方は、歯ブラシの毛先の種類を変えてみるのもいいかもしれませんね。歯ブラシの毛先は耐熱性は弱いため煮沸消毒などする際は、毛先の耐久温度を調べてから行うようにしましょう。

キシリトールとむし歯の予防について

キシリトールはむし歯予防にいいというイメージは皆さんあると思います。では、具体的にどのようにいいのでしょうか!?

キシリトールは、天然の糖アルコールで、果物や野菜などに含まれています。甘さは、砂糖と同じでカロリーは2.8Kcal/gで砂糖の約75%です。

キシリトールは「むし歯の発生、進行を防ぐ」という効果があり、むし歯の原因となるプラークをつきにくくし、歯の再石灰化を促します。

さら、むし歯の大きな原因とされる原因菌(ミュータンス菌)の活動を弱める働きを持っています。このむし歯原因菌への働きは、他の甘味料にはみられないキシリトールだけの効果です。

虫歯予防としてキシリトールを使う場合は、キシリトール量として、15g以上摂取する必要があります。

100%キシリトールガムでは約1粒当たり約1グラム程キシリトールが含まれていますので、1日の摂取目安は5粒です。多くても7粒くらいがよいでしょう。キシリトールは摂取しすぎると副作用でお腹が緩くなってしまうことがありますので注意が必要です。1粒当たり20~30分噛むことが大切です。

 

キシリトールの摂取2週間目ころからむし歯の原因菌数の減少が始まり、さらにローリスクのレベルまで達成するには、少なくとも約3ヶ月かかります。その効果を有効に持続させるには1〜2年の摂取が必要とされます。

唾液が少ない方へ☆

唾液は消化酵素のひとつでもありますが、同時に、「お口の中の清潔を保つはたらき」があります。

唾液の量が少ないと虫歯になってしまいやすくなります。

唾液の分泌量が少なくなったり、口の中が乾きやすくなったりする原因に、

・ストレスを感じている

・口呼吸をしてしまう

・気が付いた時口が開いている

・お口の中が乾きやすくなる副作用がある薬を服用している(抗うつ剤、降圧剤)

・糖尿病、腎不全などの病気がある

・シェーグレン症候群

などがあります。

では実際唾液が出づらい際どのようにすればよいのでしょう。

・唾液の分泌を促進するため、食事はよく噛んで食べる

・飲食回数のコントロールをする(だらだら食いをやめる)

・糖濃度の高い食品の飲食を避ける

・食前、食後のブラッシングを徹底する

・就寝前にフッ素を導入し、歯質を強化する

・夕食後、特に就寝前は絶対に飲食しない

・食後にキシリトールガムを導入する

・筋機能の発達・回復を促すトレーニングをする

このような方法を取り入れ、唾液が出づらくてもむし歯予防を行っていきましょう。

 

 

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