鹿児島中央駅近くの歯医者さん

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鹿児島市鹿児島中央駅近くでお馴染みの
ななつ星歯科☆歯科衛生士ブログ

キッズスペースより

皆さんこんにちは!

鹿児島市鹿児島中央駅の予防の歯医者さんでお馴染みの

ななつ星歯科 歯科衛生士の池田です☆

このページは、私が更新しています☆

歯科の豆知識を更新していきますので、患者様により良い情報が届くように頑張ります☆

糖尿病について

糖尿病

 

40歳以上の4人に1人と、急増している糖尿病。

 

毎日食べている食事には、糖がたっぷり含まれています。(:お米→角砂糖14個分、パン→角砂糖9個分、そば→角砂糖10個分)

糖は小腸から吸収されて血管の中に入ります。糖が血管に入ると血糖値が上がります。そして、インスリンが糖をエネルギーに変換します。ここで糖が減るので血糖ゐが下がる仕組みになっています。

 

大事なのが「インスリン」

インスリンは血液の糖をエネルギーに変えて血糖値を下げる唯一のホルモンです。インスリンがなければ血糖値は下げることができません。

糖尿病の原因は

    インスリンが足りない

アジア人は欧米人よりもインスリンの分泌量が少ない人が多いので、もともと糖尿病になりやすい。ストレス、加齢、遺伝の影響もある。

    インスリンがきかない

内臓脂肪からインスリンを効きづらくする物質が分泌される。内臓脂肪が多いとインスリンが働かなくなります。

糖尿病の基準値

 

空腹時血糖

10時間以上絶食した状態で計測。食事前、血糖値が最も低くなっている状態の値を判定する。

正常値

80mg/dl99mg/dl

糖尿病予備軍

100mg/dl125mg/dl

糖尿病の可能性が高い

126mg/dl

 

 

随時血糖値

・ブドウ糖75gを水に溶かしたものを飲み、30分後、1時間後、2時間後に計測。食後のインスリンの聞き方を判定する。

正常値

80mg/dl139mg/dl

糖尿病予備軍

140mg/dl199mg/dl

糖尿病の可能性が高い

200mg/dl

 

HA1

・10時間以上絶食した状態で計測。食事や運動などの影響を受けない過去12カ月の血糖の平均値。

正常値

5.9%以下

糖尿病予備軍

6.0%~6.4

糖尿病の可能性が高い

6.5%

 

 

糖尿病の成り立ち

 

    インスリンが足りないor効かないと血液が糖だらけになる

    糖が急に増えると血管の内側から活性酸素が大量に発生する

    糖が血液で渋滞し活性酸素が血管を破壊する

    酸素と栄養素が届かなくなり自覚症状が出始める

    血糖値が高い状態が続くと合併症が発症する

 

 

歯科衛生士になるには!?

歯科衛生士は平成四年に国家資格になりました。

高校を卒業後、専門学校・短期大学・大学で歯科について学び卒業と同時に歯科衛生士国家試験受験資格が得られます。

平成21年までは修業課程は二年間でしたが平成22年以降は三年課程が義務付けられました。

三年間の間に何を学ぶのかというと、まず一年生は歯科に関する基礎知識から身疾患など予想以上に幅広い分野を学びます。

二年生は、少しずつ臨地実習(実際に歯科医院に行き実習)が増え現場を学びます。

三年生は、歯科医院に加えて病院歯科・老人保健施設にも実習に行きお口の中と全身疾患がどう関係していくのかを学びます。

実習が終えたら国家試験に向けての勉強になります。歯科衛生士の閣下試験合格率は毎年95パーセント以上と非常に高いです。

患者様と直接接し健康増進に貢献できるのでとてもやりがいのあるお仕事だと思います。

また、結婚・出産後も復帰しやすいのも魅力の一つです!

歯科衛生士のお仕事

歯科衛生士の業務は歯科保健指導・歯科予防処置・歯間診療補助の三つに大きく分けられています。

ななつ星歯科では、「歯科保健指導と歯科予防処置」が主な歯科衛生士業務です。歯科保健指導は、患者様に合ったセルフケア方法の指導、補助清掃道具の提供です。歯ブラシ・歯磨剤の種類はものすごく豊富なので自分にあった歯ブラシ・歯磨剤ってどれだろう?と思う方も多いと思います。自分に合った歯ブラシを使うことが正しいセルフケアの第一歩です。分からないこと、気になる事があれば何でもご相談ください。

 

歯科予防処置は、歯石除去・PMTC・フッ素塗布を行いむし歯・歯周病にならないように予防を行うことです。小学生の患者様には第一大臼歯(六歳臼歯)に小窩裂溝填塞(シーラント)も行ったりします。早期発見・早期治療よりも大切なことが「むし歯。歯周病にならないように予防をする」ことになります。定期的なメインテナンスを受けて、一生ご自身の歯でおいしくお食事ができるように予防をしていきましょう!

歯垢について

プラーク(歯垢)は歯科の二大疾患であるむし歯・歯周病に大きく関係しています。また歯垢によって肺炎を引き起こす誤嚥性肺炎などの全身疾患とも関連があります。プラークはお口の中のばい菌とそのバイ菌から生産される毒素によって増殖し歯に付着します。プラークはうがいのみでは落とすことができません。正しいブラッシング・デンタルフロスなどの補助清掃用具の使用が大切になってきます!

 

プラークを放置しておくと歯石に変わります。歯石はご自宅でのセルフケアでは取ることは不可能になります。歯石の成分は主にリン酸カルシウムです。このリン酸カルシウムは唾液に多く含まれているので唾液が多く分泌される唾液線の近く(主に下の前歯の裏側、上の奥歯の頬側)に多く付着するようになっています。歯石は個人差がありますが三カ月程度で着くと言われています。定期的に歯科医院に来てメンテナンスを行うことがとても大切になってきます。

歯周病について

歯を失う原因で最も多いのは「歯周病」になります。歯周病のほとんどがプラーク中の細菌が原因で生じた炎症性疾患であり、その炎症が歯ぐきに限局しているものであれば歯肉炎といいます。炎症が歯ぐきを超えて歯を支えている骨や歯の周りの組織にまで影響しているものは歯周炎になります。歯肉炎は主に10代から20代にかけて発症します。歯周炎は30代の8割が罹患及び予備軍になっています。歯周病の主な原因が先ほどお話ししたプラークに加えて歯石も大きな原因です。歯石はプラークが石灰化したものであり、歯の周りの骨への直接の為害作用はプラークほど大きくはないのですが、表面がざらざらし塑造なためプラークが着きやすいのです。歯石が歯についた瞬間から歯周炎は進んでいます。まずはプラークを歯につけないことように日々の正しいセルフケアが大切です。また歯科医院で専門の道具を使った歯石除去を行うことも予防の第一歩なのです!

口呼吸について

歯周炎の病因の一つに口呼吸があります。口呼吸をすると歯肉や口腔内の粘膜が乾燥し、唾液による自浄性が低下します。すると、細菌に対する組織の抵抗力が弱まり、歯周炎が起こりやすくなります。また、口を開けているため、特に外気に触れる歯肉(上下の前歯の歯肉)がすごく腫れやすくなります。

 

口呼吸の原因

鼻性口呼吸

歯性口呼吸

集患性口呼吸

アレルギー性鼻炎や蓄膿症など、耳鼻科領域の疾患が原因となり、口呼吸を引き起こす

→耳鼻科との併診

上顎前突あるいは上下顎前突によって口唇閉鎖不全を生じることで口呼吸を引き起こす

→矯正歯科で対応

口での呼吸が習慣となり行われる口呼吸。耳鼻科疾患などが引き金となる事がある

 

すべての口呼吸にみられるのが「低位舌」です。

舌には正常な位置があります。上顎の前歯の付け根の後ろに舌先が当たり、舌が口蓋にぴったりとついている状態です。しかし、口で息をすると口呼吸の場合には、口蓋と舌の間には空気の通り道となる空間が必要になるため、舌が口蓋に触れずに下に落ち込んでて低位舌という状態になります。

 

就寝中に無意識で口呼吸になってしまう方には、「サージカルテープ」の使用をお勧めします。寝る前に唇を閉じた状態で寝ることで就寝中も鼻呼吸を促すことができます!

侵襲性歯周炎とは?

侵襲性歯周炎とは?

侵襲性歯周炎は若い人にみられる進行性の歯周炎のことになります。原因としては、歯周組織の抵抗力がかなり弱まっていることです。特徴は、前歯・第一大臼歯を中心に激しい骨吸収が診られます。侵襲性歯周炎の歯周組織は、プラークが少なく炎症も乏しいため見た目はたいしたことがない!と思うことがよくあります。しかし、歯周精密検査を行ってみると、驚くほど深いポケットがあり、レントゲンを撮ってみると骨吸収が進んでいる状況になっています。短期間で急速に歯周ポケットが深くなることもあります。

侵襲性歯周炎は治療の難しい疾患ではありません。歯周治療に対する歯肉や骨の反応も悪くないので良好な結果を得ることができます。年齢が若いほど治療に対する反応性もいいのです。

しかし、侵襲性歯周炎は急速に歯周ポケットが拡大し、垂直性の骨吸収を起こします。早急に積極的な治療を行うこととともに、侵襲性歯周炎という病気を患者さんにしっかりとご説明をし、歯周治療は長期戦になるのでモチベーションアップができるようにしていくことが大切です。

 

侵襲性歯周炎と慢性歯周炎の比較

 

侵襲性歯周炎

慢性歯周炎

急速な歯周組織の破壊(垂直性骨吸収)

緩やかな歯周組織の破壊(水平性骨吸収)

プラーク蓄積量と疾患重症度は無関係

プラーク蓄積量と疾患重症度は密接に関係

家庭内集積性

家庭内集積性の傾向は低い

歯周組織の延焼は軽度

歯周組織に炎症はみられる

10歳から30歳代で発症する

中年期以降に高頻度に発症する

過度の歯ブラシ圧

歯肉退縮の原因となるのは「過度の強いブラッシング圧」になります。

歯磨きは優しく磨くより、強く磨くと汚れが取れる。と思われがちです。ブラッシング圧が強いと歯ブラシの毛先が曲がり折れてしまいやすいので汚れが取りにくくなってしまいます。また、汚れが取りにくいだけではなく、歯ぐきが傷ついたりして歯肉退縮が起こり歯根が露出してしまいます。すると。。。

☞ 審美性に問題が出てくる(見た目が悪くなる)

☞ 知覚過敏が発生しやすくなる(冷たいものがしみる)

☞ 根面齲蝕が発生しやすくなる(歯の根元が露出しているため虫歯になりやすくなる)

と、言ったことも起きてきます。

 

過度の強いブラッシング圧に加えて、歯ブラシの毛先が開いたものを使っているとますます歯ぐきにとっては悪影響になります。歯ブラシの交換のポイントとしては、ヘッドを背面から見た時に毛先が広がりです。毛先が広がっている歯ブラシは汚れが取れにくいだけではなく、歯の表面・歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。衛生面のことを考えてみると1か月に一回は歯ブラシを好感しましょう。

予防の段階

人々は何かしらの病気と向き合ったとき、元の健康状態を取り戻そうと治療を行い、さらに治療後には病気にかからないように予防をしようという発想が生まれます。

 

むし歯の予防レベル

第一次予防

第二次予防

第三次予防

健康増進

特異的防御

早期発見
即時治療

機能損失阻止

リハビリテーション

口腔衛生教育

栄養指導

育児指導

フッ化物の応用

小窩裂溝填塞

間食指導

口腔清掃

精密検査

フッ化ジアンミン銀塗布

MI(歯の切削を最小限にする)

歯内療法

修復

抜歯

補綴装置による損失機能回復

摂食・嚥下指導

 

歯周病の予防レベル

第一次予防

第二次予防

第三次予防

健康増進

特異的防御

早期発見・即時処置

機能損失阻止

リハビリテーション

健康教育

口腔清掃

健康維持

禁煙

意識された口腔清掃

定期的な歯科予防処置

洗口剤・薬用歯磨剤の使用

定期検診の受診

歯周基本治療(歯石取り)

 

SRP

歯周外科処置

歯の固定

歯周補錣

歯の形態修正

歯科矯正

 

第一次予防:健康を増進するための「アプローチ」である。積極的な健康への可能性を追求する。

      それに対し特異的防御は病気を防ごうとするもので病気に対する「回避」である

 

第二次予防:早期発見・即時処置と機能損失阻止を目的とする

 

 

第三次予防:リハビリテーションを行うこと

家族で定期検診を!

家族みんなで予防メンテナンス!

家族でメンテナンスをうけると「予防効果が高い」こと、ご存知でしょうか?お口の健康には、食生活や生活習慣が大きく関係しているからです。虫歯が無いきれいな歯でいてほしい。と思う親御さんも多いと思います。定期的に歯科医院でメンテナンスをうけ、予防についての知識を家庭内で共有して取り組むことによって一人でも進めるよりも生活の中に、予防行動が定着しやすくなり、継続しやすいです。

親御さんにとっては、お子さんたちの模範となり率先して行うことが、ご自身の予防の原動力にもなります。またお子さんたちはご家庭の良い習慣・高い健康観を小さいころから育てることができ当たり前のこととして育ちます。

子供のころに身に着けた生活習慣は、大人になってもそうそう変わらないものです。予防メンテナンスを通じ身に着けた良い習慣と高い健康観はきっとお子さんの健康を生涯にわたり支える基盤となるでしょう!!

 

ただ歯を守る。だけではなく予防メンテナンスはたくさんの意味をもたらしてくれます。子供のころからの予防メンテナンスをお受けることは、親から子への最大のプレゼントとなるのです。

歯の根元周りの掃除は重要!

歯の根元周りの清掃

コンタクトポイントの清掃は、ただ単純に歯と歯の間にフロスを通せばOKです(⌒∇⌒)フロスがちぎれる。通りにくい。という方はワックス付きのフロスをおすすめします!

歯の根元周りを清掃するには、フロスの場合コンタクトポイントに通したあとにそのまま根元周りにフロスを持っていき、歯と歯茎の溝にフロスを優しく入れ込んで5回ほど上下に動かします。

歯間ブラシの場合は。歯と歯の間に差し込んだ後、歯の根元の表面にブラシの毛先が当たるように傾けて動かしてみましょう。

 

この時に注意することがあります。それは、「歯間乳頭」を傷つけないようにすることです。頑張りすぎてしまいフロス・歯間ブラシをごしごし入れ込みがちですが「優しく・丁寧に」を心掛けましょう。歯間ブラシは自分に合ったサイズを使わないと歯と歯の間に隙間が出てきた!ということにもなりかねません。無理やり押し込まず、自分に合ったサイズを歯科医院で選んでもらい正しく使用をしましょう。

磨きにくいところとは☆

毎日3回歯磨きを行っていても、歯ブラシのみでは磨きられない場所があります。歯ブラシのみでの磨き率は6割程度と言われています。むし歯・歯周病は歯の表面に付着したプラークが原因で起きますが、歯ブラシだけではほぼ絶対に磨きられない場所があるのです!そうした場所に日常的にプラークが溜まっていると定期的に歯科医院でメインテナンスに通っていたとしても、そこから虫歯や歯周病になってしまいます。

歯ブラシでは磨ききれない場所の一つ目は歯と歯の接する「コンタクトポイント」です。2本の歯がぴったりとくっついて生えているとき、歯がぶつかっているところになります。この隙間には、歯ブラシの毛先は物理的には入っていきません。しかし、そこにも最近は入り込んでいき、プラークを形成し酸を出し、むし歯のもとになってしまいます。このコンタクトポイントに溜まったプラークはフロスを使用しないと絶対に取り除くことはできません。

歯ブラシで磨ききれない場所の二つ目は「歯の根元周り」になります。

 

上の歯でも下の歯でも、根元周りはとても歯ブラシの毛先が当たりにくい場所になります。溜まったプラークはやがて時間とともに病原性を増し。歯周病の原因となります。特に歯の裏側は表側(唇側)よりもいっそう歯ブラシが届きにくくなっています。ここに溜まったプラークを取り除くためには、フロスや歯間ブラシを根元まわりに沿うように当ててから磨く必要があります。

フッ素入りの歯磨き粉

フッ素入りの歯磨き粉

フッ素が歯にはいいのはよく聞く話だと思います。歯科医院で塗るフッ素と、ご自宅での歯磨き時でのフッ素の違いはフッ素濃度です。日常的にフッ素を応用することで確実に歯の質を強化することができます!!!

おすすめしたいフッ素入りの歯磨き粉

     Check up standard

フッ素濃度1450ppmと、日本の歯磨剤で最高濃度のフッ素量を配合しています。

特徴としては、

1.フッ素滞留性を高めた独自処方。

2.フッ素が口腔内のすみずみまで広がりやすいソフトペースト。

3.歯や歯肉にやさしい低研磨性。

4.少量洗口に適した少ない泡立ち、やさしい香味。

が、あげられます。

ソフトペースト+少ない泡立ちのため、長時間のブラッシングも可能です。

歯磨き後は1015ml(ペットボトルのキャップ一杯分)を一回のみのうがいをしましょう。

 

歯磨剤はお口の中に15分以上停滞していないと効果が発揮されないといわれています。すこし味が気になる・・・という方は唾が溜まるたびに吐き出しましょう。

フッ素(フッ化物)について

フッ素の働き

むし歯予防の3つの作用

    再石灰化の促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。

    歯質強化

歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にします。

乳歯は永久歯に比べてとてもやわらかいのでフッ素の取り組みがとても良いです。逆を言えば乳歯はとてもむし歯になりやすいので①~3か月の間で必ず歯科医院でフッ素を塗りましょう。また、3歳以上はご自宅でのセルフケア時にフッ素入り歯磨剤をおすすめします!

    細菌の酸産生抑制

歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)中に潜んでいるむし歯原因菌の働きを弱めて、歯垢から酸が作られるのを抑えます。

 

こういった作用で虫歯予防に大きく役立ちます。

 

フッ素は毎日のケアが重要です。

 

口内が常に中性であれば、歯の脱灰は起こりませんが、脱灰と再石灰化は1日の中でも起きています。

初期むし歯ができてしまっても、フッ素の活用やその他のケアにより再石灰化しやすい状態をつくり出せれば、修復は可能です。

 

また、初期むし歯は自分では見つけにくく、歯科専門家による定期的なチェックが必要です。少しでもケアを怠ると個人差はありますが大きく虫歯が進んでしまうことも考えられます。

 

フッ素の利用方法

            歯科医院で定期的にフッ素塗布

歯科医院でのフッ素濃度は9000ppm。自宅で使用できるフッ素濃度の役8倍。

このフッ素は13か月の間で塗布することをお勧めします。一度塗っただけでは効果が得られるものではありません。一年に最低4回は塗りましょう。

 

② 毎日のケアでフッ素を使用する

日本の歯磨剤はフッ素濃度が1500ppmと上限が決められています。

日頃からフッ素高濃度の歯磨剤を使用することで歯質は虫歯になりにくい強い歯に育てることが可能です。歯磨剤のほかにもフッ素の洗口液(うがい薬)もあります。このうがい薬は歯科医院でしか購入することができません。歯科医師・歯科衛生士の指導の下で使用してください。

フッ素洗口液は250ppmの毎日2回以上使用・450ppmの週一回の使用の二種類あります。普段の歯磨剤でのフッ素入り歯磨剤に加えてフッ素洗口液を使用するのもよいでしょう。

 

 

★歯科医院でのフッ素塗布後・自宅でのセルフケア時のフッ素応用後30分は飲食・うがいを控えましょう。自宅でのフッ素応用は就寝前に行うのをおすすめします。

乳歯について

乳歯と永久歯の違い

白に近い 

黄色みが強い白

永久歯と比べ、エナメル質や象牙質の厚みが1/2しかない

歯質

エナメル質、象牙質、歯髄、セメント質で構成

全部で20

本数

親知らずすべて含み32

 

 

乳歯が生え変わる時期

乳歯のもととなる歯胚は、妊娠710週目(妊娠3ヶ月頃)に形成され、生後8ヶ月頃に下顎の乳中切歯(前歯)から生え始めます。(乳歯の生え変わりの時期や順番には個人差があります) 全ての乳歯が生え揃うまでにはおよそ23年かかり、その後、乳歯から永久歯へと生え変わるのは612歳頃です。

※個人差があります。

 

乳歯の主な役割

①    噛む

食べ物を噛み砕いたり噛み切ったりすることで、栄養素の吸収がよくなります。また、よく噛むことで顎が発達し、顔の形も整います。

 ②    発音

乳歯が生えることで正しい舌の位置を覚え、言葉を上手に発音・構音できるようになります。

③    永久歯の誘導

 

生え変わり時期に、乳歯の根の部分(乳歯根)が吸収されます。歯根吸収が進むと、ほぼ歯冠のみとなって自然に抜け落ち、その永久歯が正しい位置に導かれます。乳歯の時にすきっぱ状態であるほうが永久歯がきれいに並ぶと言われています。

乳歯は虫歯になりやすく進行が早い

乳歯は、永久歯に比べてやわらかく酸に弱いため、とても虫歯になりやすいです。また、エナメル質や象牙質に厚みがなく(永久歯の二分の一と言われています)、虫歯になるとすごく速いスピードで進行してしまいます。

特に、小さな子供であれば上手に痛みを伝えることが難しいこともあり、大人が気付いたときには神経にまで達しているなど、重症化するケースも少なくありません。

 

乳歯の虫歯の感染経路

虫歯の原因菌は唾液から感染します。食器・スプーン・箸の共用や口移しなどが原因で、大人の口腔内に存在している虫歯菌が子供の口腔内へと侵入することから虫歯が発生してしまいます。

 

乳歯が虫歯に感染しやすい時期

 

生後1931ヶ月(17ヶ月~27ヶ月)の時期です。この時期を乗り越えれば、それ以後は虫歯に感染しにくくなります。この時期に虫歯菌に感染してしまうととっても虫歯になりやすい宿主因子を作ってしまいます。

咀嚼(噛むこと)について

咀嚼とは。

    咀嚼の定義

咀嚼とは、口腔内に食物を取り入れた後、歯・顎・下・筋などの働きによって食物を砕き(粉枠)、すりつぶし(臼磨)、唾液と混和し、嚥下しやすい食塊にする一連の働きを言う。さらに、人は食物を咀嚼することによって「味わう」ことができる。

 

    咀嚼の目的

咀嚼の目的は、食物の消化・吸収を助け、生命維持に必要な栄養素を摂取することである。

 

    「よくかむこと」の効用

「よくかむこと」には、さまざまな効用があることが知られている。

1、 栄養素の吸収を助ける

2、 胃腸の働きを促進する

3、 食物本来の味が分かり、おいしく味わえる

4、 顎の骨や、咀嚼筋に刺激を与えて、正常な成長・発育を促進させる

→幼児期から小児期によく噛ませないと、後続する永久歯の生えてくるスペースが確保できず、悪い噛み合わせを引き起こし、むし歯・歯周病・顎関節症を発症させる要因となる。

5、 唾液の分泌を促進させる

6、 肥満の予防

→空腹感や満腹感を胃や腸ではなく、間脳の視床下部にある空腹中枢と満腹中枢で感知している。よく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食物の摂取量が少なくなり、さらにインスリンの分泌も低下することが報告されています。また、食前にガムを10分ほど噛むと、食事の摂取量が2030%減少することが報告されています。したがってよく噛むことは摂取量の減少→肥満予防→生活習慣病予防につながる。

7、脳の活性化 

 

 →よく噛んで食べることは脳血流量を増加させ脳を活性化する。

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