鹿児島中央駅近くの歯医者さん
皆さん、こんにちは。
鹿児島市鹿児島中央駅近くの予防の歯医者さんでお馴染みのななつ星歯科 院長の渡辺です。
皆さんは、二次う蝕という言葉をご存じですか?
虫歯には、健康な歯にできる虫歯と、
1回治療して人口の材料を埋めて治したところが、再度虫歯になる二次う蝕という2つのタイプの虫歯があります。
歯を100歳になっても全部残すためには、また、今ある歯をずっと長持ちさせるためには、
その歯を何度も治療しないことが重要です。(歯は治療するたびに悪くなっていきます!!!)
もしも、治療しなければならない虫歯があるなら、
その歯がまた虫歯にならないようにして、つまり2次う蝕にならないようにする必要があります。
そのためには、精度の高い治療をする必要があり、そのためには治療前に口腔内の環境を改善するのが重要です。
歯が汚れているまま、詰め物をする。
歯ぐきから血が出るのに埋めたり、型を取る。
これらのことは、詰め物やかぶせ物の精度を著しく悪くしてしまいます。
また、自分では完璧だと思っている歯ブラシも、全く磨けていないこともよくあります。
歯が磨けていないことは、治療時に精度を悪くしてしまいます。
そして、歯科医師はこのことを知っています。
患者さんに、すぐに治療してほしいと言われたら、空気を読んで、精度が悪くなるのを知っておきながら、すぐに治療する。
一見すると、便利で気の利いた、すぐに治療が終わるいい歯医者さんかもしれませんが、
長い目で見たときに、その歯は二次う蝕になるリスクが大きくあります。
ですので、歯を治療する際は、正しい歯磨きの仕方を学ぶこと、歯石や汚れが付いていないこと、歯ぐきから出血しないこと。
これらの環境をまずは作ってあげることが重要です。
患者さんの目的は、単にその虫歯を治すだけではなく、将来にわたって、虫歯になりにくい環境をつくり、今ある歯をなるべく長くまで持たせることではないでしょうか?
治療することを焦ってはいけません。
虫歯になっていると知ると、1秒でも早く治療したくなるものです。
しかしながら、すぐに治療することのリスクを考え、
なぜその歯を治療したいのかを考えることです。
せっかく治療したのに、また数年後治療が必要になる。
これは避けなければなりません。
一生涯自分の歯で、おいしく笑顔で食事をしてほしい。
私たちはそのような想いで治療に取り組んでいます。
そもそも、歯を治療しても、そもそもその歯が虫歯になった原因を改善していなければ、
その場所は、また虫歯になります。
花にしばらく水をやらずにおいておくと、花は枯れてきますが、
また水をあげたら回復します。
しかし、また水やりをさぼっていると、また花は枯れてしまいます。
それが何度か続くと、花は弱ってしまい戻らなくなってしまいます。
ですので、歯を治療するのは、一時的に回復しただけで、
何も改善しなければ、またその場所は虫歯になるのです。
虫歯になった部分に詰めたものは、自分の歯ではなく、あくまで人工物です。
ですので、必ず劣化します。
劣化し、もともとその場所が虫歯になりやすいので、
劣化した隙間から虫歯になり、また虫歯になるのです。
これが二次う蝕です。
健康な歯が小さな虫歯になって、1回目の治療をする。
その時は、小さな詰め物でした。
しかし、その歯が虫歯になった原因を改善していないので、
数年たつと、またその場所が虫歯になります。
すると、1回目詰めた詰め物のフチが虫歯になるので、2回目の治療の際は、1回目より大きく削る必要があります。
これを数年ごとに繰り返していくと、
自分の健康な歯がなくなっていき、歯の大部分を人工的なもので占めることになります。
自分の歯が少なくなれば、その歯自体が弱くなるので、
歯が折れたとか、汚れがたまりやすく歯周病になり、抜歯になっていきます。
つまり、何度も治療することは、
その歯の寿命を縮め、その歯を失ってしまうことに繋がるのです。
ゆえに、ななつ星歯科では、1度治療した歯を、何度も治療しないで済むように、
計画立てて治療を行っていきます。
治療したところが再度虫歯になる二次う蝕にならないために重要なのは、
治療するまでに、口腔内の環境を改善しておくことです。
歯石がついている。歯磨きができていない。歯ぐきから出血する。
これらは、治療時に精度を著しく低下させる要因です。
どんなに最高の材料を使っても、どんなに丁寧に治療しても、
口腔内の環境が整っていないと、悪い精度の治療となります。
精度が悪いと、目に見えない隙間が歯と詰め物の境にできたり、人工物のくっつきが悪くなり、その隙間から菌が入り、二次う蝕になるのです。
なので、二次う蝕にならないためには、精度が良い治療をする必要があり、
そのためには、口腔内の環境改善が必要なのです。
歯の治療とは、
まず、審査・診断して虫歯を発見します。
その後、虫歯を取り除きます。
虫歯を取り除いたら、虫歯があったところを人工物で埋めます。
埋めるときは、直接歯の色をしたコンポジットレジンを埋める場合や、型取りをして銀歯やセラミックなどのかぶせ物をする場合があります。
コンポジットレジンの場合、歯とコンポジットレジンがくっつくのは、歯のきれいな面だけです。
つまり、余計なバイ菌や出血があると歯とコンポジットレジンはくっつかず、そこには隙間ができます。
場合によっては、歯石やばい菌を埋め込んでしまい、すぐに虫歯になるリスクも考えられます。
次に、かぶせ物の場合ですが、これは型を取る際に、汚れや歯が付いていると、型を取ったとき、汚れが模型では歯と認識されてしまいかぶせ物が上手につくれません。
また、歯ぐきから出血していると、歯とハグキの境目の型取りが血が混じることで不正確となり、適合の悪いかぶせ物が出来上がってしまいます。。
適合の悪いかぶせ物は、かぶせ物と歯の間に虫歯を作ってしまい、二次う蝕の原因になってしまいます。
今までの治療はどうでしたか?
歯医者さんで早く治療したいと伝え、しょうがなく早く治療してもらってませんか?
どんなに注意深く、どんなにいい材料を使っても、
お口の環境が整っていなければ、
合いの悪い、精度の低い治療をしているのと同じなのです。
結果、数年後にまた歯医者さんに行くとまた虫歯になっているのです。
お口の環境を整えるとは?
まず、大切なのは、なぜあなたが虫歯になったのかを知ることです。
虫歯の原因は、虫歯菌の割合、唾液や歯の質、食事などが考えられ、まずはどの原因が最も強い要因なのか知る必要があります。
そのためには、唾液検査が必要です。
唾液検査をして、患者さんが虫歯になる要因がどれなのか分析する必要があります。
次に、治療よりも前に、歯石や歯垢を徹底的に除去し、歯周病や歯ぐきからの出血を抑えます。
そして、自宅での歯磨きもある程度できるようになっておく必要があります。
ななつ星歯科では、歯垢染め出しテストといって、
歯の汚れの磨き残しがどこにあるのかを患者様にお伝えし、前回染め出し時と比較して、
歯磨きが上手になったかどうかを指導します。
歯磨きが上手でないと、いくら歯医者さんで歯石や汚れを取ってもすぐに汚れが付いてしまい、
歯ぐきの腫れや出血も改善しないのです。
まとめると、
①虫歯の原因を唾液検査で知る
②歯医者さんで歯石や汚れを取ってもらう
③お家での歯磨きをやってるつもりではなく、本当に上手に磨けるようにする
④汚れが無く、上手に歯磨き出来き、歯ぐきからの出血などなくなってから、治療する
これが、治療した歯を長く持たせるために重要です。
歯磨きの仕方については、ななつ星歯科で磨き方をお伝えいたします。
また、磨き方や歯ブラシなどの道具も、患者様のお口の状態に合わせてご提案させて頂きますので、
ご安心ください。
ななつ星歯科では、患者様の歯を最も長く持たせることを優先しています。
ですので、患者様の利便性のための治療は致しません。
例えば、初診時に詰め物が取れたところをチャチャっとつけてほしいとか、痛いところだけ治してほしいという主訴は、その歯をすぐに治療することで歯が長い目で悪くなってしまう場合、治療は致しません。
なぜ詰め物が取れたのか、なぜその歯が痛くなったのか、
その原因を追究してからでないと治療するわけにはいきません。
ななつ星歯科では、その歯を一生自分の歯として、不自由なく使ってほしいのです。
虫歯になったら、治療すればいい。
歯がなくなったら入れ歯かインプラントを入れたらいい。
そのような考えの患者様はお断りしております。
そして、そのような患者さんに限って、将来歯が無くなってしまうと、歯を大切にしなかったことを後悔するのです。
私たちは、まだ歯がある段階から、歯が健康であるうちから、患者さんにこのことに気づいて頂き、
歯をなるべく治療しない、歯をなるべく抜かない、
そのために歯を予防してほしいのです。
私たちが目指しているのは、
単に、今の痛みや、今の悩みを改善するだけではありません。
あなたの未来が、健康で、自分の歯でなんでもおいしく食事できる。
そのような未来を目指して、あなたに接しているのです。
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